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技術紹介

OMデジタルソリューションズは、精密機器メーカーとして蓄積した光学技術や映像・音声機器開発実績、
組み込み技術などを駆使し、さまざまな技術を融合したソリューションを提供いたします。

光学技術

当社は、豊富なノウハウとシミュレーション技術を駆使して、お客さまのニーズに最適な光学系を開発いたします。設計段階から生産性を考慮するフロントローディングを行うことで、手戻りを防ぎ開発期間を短縮します。また、高精度な組立調整技術や各工程での測定評価により、少数の試作と同様に量産においても安定した品質の光学系を提供できます。設計から試作、生産までどのフェーズでもご要望に柔軟に対応し、鏡筒などのメカ部分を含めた設計・生産も承ります。

光学設計・シミュレーション

要求を具現化する「設計技術力」

・特に小型・高性能な結像光学系を得意としています。観察系や特定波長に着目した光学系や散乱光検出系など多様な実績があります。

・シミュレーションを駆使して最適な光学系を設計いたします。

・安定した製造のために開発上流でのフロントローディングを行います。

・設計段階から量産性解析を実施し、よりロバストな設計解を実現いたします。重要管理特性の製造プロセスへの反映も上流から行います。

製造(部品・組立)

高品質、高性能を実現する「製造技術力」

・大口径の深凹形状のガラス研磨レンズや成形レンズ、プラスチック成形レンズなど難易度の高い部品加工技術を各種保有しています。

・また広帯域やナノ構造による低反射コートなど、多彩なコーティング技術でお客さまのニーズにお応えします。

・ユニット組立においては、高精度モールド枠部品による低コスト化や、ミクロンオーダーのレンズ調心技術による高性能化を実現します。

計測(部品・組上り)

高精度測定で品質を支える「計測技術力」

・最終性能だけでなく、レンズ面精度や組立後のレンズ偏心・面間隔など中間特性を評価し、不良解析や性能安定化にフィードバックします。

・レンズ面精度はレーザー干渉計やUA3Pなどの測定器で高精度に計測し、組立後の出来栄え測定には独自の計測器も使用しています。

・測定データは蓄積し、光学系開発のための知見として活用しています。

先端応用技術:AI

ディープラーニングをはじめとする最先端のデジタル処理技術を活用し、産業分野の多様なニーズに対応します。
エッジAIによる現場でのリアルタイム処理や、マルチスペクトル技術により肉眼では見えない情報の観察・解析を可能にします。これらの技術により、お客様の課題に最適なソリューションを提供します。

エッジAIを活用して、物体検出などの高度な機能をリアルタイムで処理し、少ない演算量で高速かつ高精度なパフォーマンスを実現します。
AIの検出結果を基にフォーカス制御を行うなど、システム最適化技術を有しており、より高度な応用が可能です。
製品開発で培った知識を活かし、異なる分野への展開やカスタマイズにも対応します。

画像処理技術

デジタルカメラ開発で培った画作りやオートフォーカス制御などのノウハウを基に、光学技術・メカ制御技術と融合させた高度な画像処理技術を提供します。
ディープラーニング技術を活用し、高品質な画作りを実現。長年の製品開発の経験と知識を活かし、多様な分野のニーズに柔軟に対応します。

ノイズ処理

ディープラーニング技術を用いて、センサー特性に応じた最適なパラメータを算出し、被写体の構造を保持しながらノイズを効果的に除去する先進的なノイズ低減処理を実現します。

合成処理(コンピュテーショナルフォトグラフィ)

画像処理と光学・メカ制御技術を融合することで、光学系の限界を超えた高精細な画像の取得が可能になります。
複数枚の画像合成技術により高解像度化や焦点深度の調整を実現。これにより、現象をより正確に観察・記録できます。

音声処理技術

・3つの音声処理技術により、目的に合わせ音質を最適にチューニングします。

・これらの技術は弊社のボイスレコーダーに搭載されています。

ノイズ除去

「ノイズ領域」 と「ボイス・ノイズ混在領域」を逐次判定し、フィルタ特性を動的に変化させます。
「ノイズ領域」では音源全体レベルを抑制し、「ボイス・ノイズ混在領域」はボイスを残し、ノイズだけを圧縮処理することにより、効果的なノイズ除去を実現いたします。

レベル制御

空間のサイズや発言者の人数など、状況によって変わる音量を自動で追従し調整します。音声レベルが低い場合は収音ゲインを上げ、音声レベルが高い場合は、収音ゲインを下げる処理を行います。

指向性制御

複数のマイクを用いたビームフォーミング処理を行うことで、収音方向の制御を実現いたします。

メカ・メカトロニクス

手ぶれ補正、フォーカス、絞り、ズームなど、さまざまなメカトロニクスの開発経験により培った技術・ノウハウがございます。これらの技術要素を融合することによって、高速・高精度・高応答性を実現し、お客さまの多様なニーズへ対応することが可能です。

高速・高精度・高応答性を実現するために必要なメカトロニクスの技術構成要素はアクチュエーター、駆動制御、センシングの3点があり、目的に合わせた最適な技術を提供します。

アクチュエーター

磁気回路を一から設計するオリジナルVCMアクチュエーターの開発や、汎用のステッピングモーターやDCモーターを使用して、必要な速度と精度を持つアクチュエーターを開発することが可能です。

駆動制御

各種アクチュエーターに応じた最適な駆動制御技術を保有しています。一般的なオープンループ制御から、高度なフィードバック制御まで、幅広い制御方式に対応可能です。

センシング

高い停止精度を実現するために必要不可欠なセンシング技術です。エンコーダー、PI/PR、GMR、Gyro、Hall素子など様々なセンサーを使用して、対象物の位置、揺れ、振動を高精度に検出できます。

高信頼性

高信頼性技術により、精密電子機器が苦手とする過酷な環境下でも安定した撮影が可能です。
高い気密性を保持する技術により、水面下で使用できるIPX8の防水性能と、防塵規格もIP6Xまで対応可能です。
落下衝撃・耐荷重技術により、外部からの衝撃や荷重に強い筐体設計が可能です。さらに低温環境(-10℃)や、急激な温度変化のある環境下で結露を抑制する技術を保有しております。

カスタマイズ

民生用カメラで培った技術を用いて、産業用カメラの課題を解決するソリューションを提供します。高画質かつ画像処理システム搭載の映像ユニットを省スペースで実現いたします。

シンプルなシステムで効率改善

民生用カメラの技術を活用した映像ユニットを用いることで、別途画像を処理する装置を準備せずにユニット内で処理を完結させることができます。シンプルなシステムで効率的な運用を行うことが可能です。

高い画質により検査制度が向上

1200万画素での撮影が可能です。 ※一般的な産業用カメラは約500万画素
これにより、取り込む情報量が飛躍的に増加し、検査制度の向上が期待できます。

Camera Control SDKによる優れた操作性

Camera Control SDKを用いることで、動作や撮影の品質をニーズに合わせてきめ細かく制御できます。さらに、計測ソフトとの連携がスムーズに行えるため、多様なシステム構築にも対応できます。

SDK(Software Development Kit)

Camera Control SDKは、お客さまの製品やシステムにシームレスに統合できるソフトウェア開発キットです。 高度な撮影機能を簡単に実装し、新たな付加価値を創出します。

Camera Control SDKの活用

Camera Control SDKを活用することで、当社カメラ(カメラユニット)をお客さまのシステムに統合し、以下のような高度な機能を実現いたします。

・カメラ設定のリモート制御
・撮影プロセスの自動化
・データ転送の最適化

お問い合わせ

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